デジタコ装着義務の対象とは?白ナンバーも対象になるって本当?

公開日:2022/12/01  最終更新日:2023/09/26

トラックやバスなどを始めとする事業車を運転する際に必要なタコグラフ。タコグラフは運行管理をするだけではなく、安全意識の向上にも繋がるため、国土交通省により、装着が義務付けられています。また、白ナンバーについても、要件は異なるものの義務化されているので注意が必要です。今回はそんなデジタコについて解説していきます。

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デジタコの装着義務について

そもそも、タコグラフをご存知でしょうか?デジタコやアナタコという略称で呼ばれており、耳にしたことがある方は多いと思いますが、いざ何か?と聞かれると説明できない方も多いのではないでしょうか。そんな方のために、まずはタコグラフについて解説します。

タコグラフとは、1950年にドイツで誕生した運転記録計のことで、車の走行時間や距離、速度を記録するものです。大きく「アナタコ」と「デジタコ」の2種類あります。アナタコとは、アナログタコグラフの略称で、アナログ式の記録方法になっています。スピードメーターや時計の裏側にセットされ、円形の記録紙が回りながらデータを記録していきます。

現在は後述するデジタコが主流となっており、アナタコは数が減っています。アナタコに対して、現在主流といえるデジタコは、デジタルタコグラフのことです。その名の通り、記録用紙ではなく、SDカードなどのデジタル媒体で情報を記録します。アナタコにはなかったGPSを活用することによる位置情報やエンジンの回転数なども記録することができるので、より多面的な分析が可能となります。

ここで紹介したタコグラフは装着が義務付けられている車両があり、違反すると罰則があります。それもそのはず、タコグラフの装着義務化をすすめている国土交通省では、「事業用自動車総合安全プラン2020」を策定しており、その中には、「死者数200人以下」や「人身事故件数12,500件以下」などを目標に掲げています。

そのため、対象車両であるにもかかわらずタコグラフを装着していない場合には、反則金だけではなく、車両の使用禁止や営業停止などの厳しい行政処分が下されることもあるので、注意が必要です。

デジタコの装着義務の対象車とは

このように、安全で快適な環境を目指して、国土交通省をはじめとする国の機関が推進しているタコグラフの装着ですが、ここでは、具体的にどのような車両が対象となるのかを紹介していきます。

現時点で、タコグラフの装着が義務付けられている車両は、大きく四つに分けられます。1つ目は、「トラックなどの事業用自動車」です。トラックとはいっても、すべての車両が対象となる訳ではありません。事業用の自動車であり、車両総重量7トン以上の車両、または最大積載量が4トン以上の車両が対象になります。

2つ目は、「タクシーやハイヤー」です。こちらも全てのタクシーやハイヤーが対象という訳ではありません。大都市部で稼働している法人タクシーやハイヤーが対象です。そのため、個人タクシーや地方で営業している法人タクシーやハイヤーは対象外となります。

続いて3つ目は、「貸切バス」です。こちらも全てが対象ではなく条件があります。条件は、路線が100km以上あり、運行していることです。そのため、路線が100km以下の場合は、対象になりません。

4つ目は、「路線バス」です。こちらは、他の三つのような条件はありません。基本的に全ての路線バスが対象となります。ここまで見ていただくとお分かりのように、緑ナンバーの車両はもれなくタコグラフ(デジタコ・アナタコの指定はありません)の装着義務があるといえます。

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白ナンバーも装着が義務付けられる?

前項ではタコグラフの装着義務がある車両を具体的に紹介しました。お読みいただいた方の中には、「そうなると、緑ナンバーのみが対象で、白ナンバーは対象にならないってことだね」と白ナンバーには、装着義務が無いように思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、それは違います。

白ナンバーは、自家用車なので装着義務が無いと思われがちですが、装着義務自体はあります。しかし、事業用車両である緑ナンバーと自家用車両である白ナンバーとでは、大きな違いがあります。それは、自家用車両である、白ナンバーの場合、所轄である運輸支局の監査がありません。また、行政処分もないという点が緑ナンバーとの大きな違いと言えます。

しかし、絶対に覚えておいて頂かなければならない点として、白ナンバーであっても、車両の総重量が8トン以上となる車両や車両の最大積載量が5トン以上となる車両の場合は、装着義務があります。もちろん、この要件に該当する車両でタコグラフを装着していなければ、罰則や罰金の対象となりますので、ご注意下さい。

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まとめ

今回はタコグラフとは何か?という解説から、なかなか分かりにくいタコグラフの装着義務対象車両などについて解説しました。特に緑ナンバーだけではなく、白ナンバーでも要件に該当する場合は、タコグラフの装着義務があるという点については、ご存知ない方も多いので、注意が必要です。

国土交通省により義務付けられており、罰則があるから装着しなければならないと考えるのではなく、装着することで安全意識が高まり、結果としてご自身や周りを守ることに繋がると考えるのが良いのではないでしょうか。

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