デジタコの使い方を詳しく解説!初心者に正しい操作方法を伝授!

公開日:2022/12/15  最終更新日:2023/11/29

デジタコは「デジタルタコグラフ」の略称です。対象となる自動車の稼働状態を記録する装置で、多くのトラックや、事業登録された貨物自動車や旅客自動車などに搭載されています。このタコグラフにより、企業はドライバーが法や規定を守って走行しているか判断します。今回はデジタコの使い方をわかりやすいように紹介していきます。

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デジタコの仕組み

タコグラフは車両を操作するドライバーが、運転速度や労働時間を正しく守って運行しているかを、法の三要素と呼ばれる速度、距離、時間の3つの要素から、管理者が分析・把握する機器です。車両の総重量が7トン(最大積載量4トン)以上の事業用貨物自動車に設置が義務付けられています。

タコグラフにはアナログとデジタルの2種類があります。この2者の違いは、取得できるデータの種類とデータの記録の方法にあります。

アナタコ(アナログタコグラフ)で取得できるデータは、前述した速度・距離・時間のみを対象としていますが、デジタコはそれらのデータに加えて、GPSによる位置情報やエンジン回転数、ドアの開閉、アイドリング、急加速・急減速など、より詳細な車両の状態情報も取得でき、デジタコのタイプによってはドライブレコーダーや帳簿出力と連携できたり、燃費管理、アルコールチェック、アラーム通知などの機能を備えたりする製品も存在します。

アナタコはデータの記録をチャート紙と呼ばれる円形のグラフに針を使って物理的に記録しますが、デジタコはデータをメモリーカードに保存するか、通信によって自動収集します。アナタコは価格が安く、取り付けやすい一方、数値がそのまま保存されるデジタコと異なり、チャート紙に記録したデータを読み取る手間がかかります。専門的な知識と経験も求められる上に、ドライバーによる意図的なデータの改ざんや消去もできてしまいます。

以上のように機能性や利便性、情報量ではデジタコに軍配が上がっていることから、運行管理側からはデジタコが人気で、規模の大きめの物流会社などを中心に普及が進んでいます。デジタコはメモリーカードを計測器に挿入しておくだけで様々なデータをデジタル処理で自動記録してくれます。

通信を使った自動収集タイプの装置では、メモリーカードを挿入する必要もなく、時間も手間もかからないことが特徴です。デジタコでは基本的な運行データはトランスミッションと連動することで取得します。速度データは機器によってGPSから得るものと車速メーターから得るものが存在します。

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デジタコの基本的な操作方法

前章でお伝えした通り、デジタコでのデータ記録は手間が不要です。メモリーカードに情報を保存するタイプ(カード型/ローカル型)の場合は、メモリーカードを挿入するだけで自動的にデータが取得されますし、通信タイプ(クラウド型)の場合は管理者にリアルタイムで情報を送信するため、ドライバーは何もする必要がありません。

操作方法も同じように簡単です。基本的には自身が行う作業内容や道路の種類に応じて、ボタンを押し分けます。ボタンの種類はデジタコメーカーや機種によって異なるため、ここではトラックを対象に、主要なボタンについてご紹介します。

ボタンは大きく分けて「走行時」と「駐停車時」に操作するものに分かれます。走行時に操作するボタンとして「実車ボタン」「高速ボタン」があります。実車ボタンは積荷がある状態と、積荷がない(荷室が空の)状態を切替えます。

積荷を運んでいる時は実車状態にし、トラックから荷物を下ろしたら実車状態を解除します。荷物を詰込んだ状態でデジタコの電源を切ってしまうと、実車ボタンもリセットされてしまうので、運行前に実車ボタンを正しい状態にセットする癖をつけておくことをおすすめします。

高速ボタンは走行中の道路の種類を、一般道と高速道路で切り替えます。高速道路や有料道路など、一般道よりも制限速度が高く、スピードが出るところを走行する際に押します。この切り替えを正しく行わずに走行すると、デジタコに「適切なスピードで走行していない」と判断され、減点対象となってしまいます。

駐停車時に操作するボタンの種類は「荷積みボタン」「荷卸しボタン」「休憩ボタン」「待機ボタン」です。荷積みボタン、荷卸しボタンは荷積みや荷卸しを開始する際に操作します。

休憩ボタンは食事やトイレ休憩などの際に操作します。トラックドライバーは運転開始後4時間以内または4時間運転後、30分以上の休憩を確保することが労働基準法で示されています。休憩を開始する際にはボタンを押し忘れないよう注意が必要です。

待機ボタンは荷積み・荷卸しの際に順番待ちが発生した時に操作します。休憩中と同じ停車状態にあるものの、勤務中という扱いになります。社内規定で待機中のアイドリングが減点対象となる場合には、アイドリングをストップするように気を付けましょう。

デジタコを使うときのポイント

デジタコは取得できるデータが豊富で、他機器と連係することで取得したデータを有効に活用しつつ、ドライバーの操作の手間が最小で済む便利な装置です。一方で、アナタコに比べてドライバーの束縛性が高く、監視されているように感じやすい一面もあります。

デジタコは交通事故の軽減やドライバーの過労防止を目的として装着を義務付けられているため、設定速度やエンジン回転数の設定など、事故の原因につながるような設定変更は受けつけていません。

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まとめ

デジタコの説明から使い方までを詳しく解説しました。デジタコは、対象となる自動車の稼働状態を記録する機器で、ドライバーの安全運転サポートと過労防止の役割をもっています。デジタコの操作は機種により異なりますが、運転状態や道路の種類によってボタンを押すことで行います。

車両走行時は「実車」で積荷の有無を、「高速」で走行する道路が一般道か高速道かを切り替えます。停車時には荷積・荷卸・休憩・待機ボタンにより、ドライバーの稼働状態を記録します。法や社内規則を遵守した運転を心掛けていても、ボタンの推し忘れで減点されることもあるので、気を付けましょう。

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