バスにデジタコは必要?バスに導入するメリットと選び方のポイントを紹介

公開日:2023/04/15  最終更新日:2023/02/24

バス

貸切バスに搭載されているもののなかで、デジタコというものがあります。デジタコとは、デジタル式の運行記録計のことです。デジタコがあることで、会社側はバスドライバーの運転状況を把握することができます。今回は、バスにデジタコは必要かどうか、そしてバスに導入するメリットと選び方のポイントについて紹介します。

デジタコはバスにも必要?

デジタコはバスにも必要ではないかといわれています。実際、どうなのでしょうか。詳しく紹介します。

デジタコはバスにも必要なのか?

デジタコはバスにも必要なのでしょうか?結論から申し上げると、必要です。バスには、乗客を乗せて目的地にまで安全に運ぶという大事な目的があります。この目的を実現するために、デジタコは必要です。

デジタコを導入することで、バスドライバーの運転を記録し、問題点を発見し、改善して安全な運転を行ってもらうことができます。

貸切バスの義務化

貸切バスは、2014年に特定車輌において運行記録計(デジタコ含む)の装着義務化が決まりました。そのため貸切バス事業においても、デジタコを導入する義務が課せられています。貸切バスでのデジタコの導入条件は次のとおりです。

①夜間ワンマン運行で一運行の実車距離が400㎞を超える場合
➁または1日の乗務の合計実車距離が600㎞を超える場合

①または➁の条件のいずれかに該当する貸切バスは、デジタコを導入する必要があります。

デジタコが義務化された背景

デジタコが義務化された背景は、かつて貸切バスの長距離運行・夜間運行で大きな事故が起こり、社会問題となったためです。

とくに、バスドライバーの長距離運行、休息や休暇日の少なさ、時間厳守で目的地到着するためのスピードの出し過ぎなどが原因といわれています。

バスにデジタコを導入するメリット

バスにデジタコを導入するとどんなメリットがあるのでしょうか?詳しく紹介します。

運転状況の見える化ができる

ひとつ目のメリットは、運転状況の見える化ができることです。これまで乗務中のバスドライバーの運転状況は、バスドライバーの申告に任せていました。そのため会社側は、バスドライバーの申告をもとに運転状況を確認していました。

ただし、バスドライバーの申告に任せていると、あいまいな記憶で定かでなかったり、虚偽報告であったりする場合があります。それに対し、デジタコを導入すると、ドライバーの申告に頼らずに済み、正確な運転状況をみることができます。

属性別に分けて確認できる

ふたつ目のメリットは、属性別に分けて確認できることです。バスドライバーの申告を、乗務後にまとめて行うと忘れてしまうことがあります。実際、運転中に細かく速度違反はあったか、急停止はあったかなど考えている余裕はありません。

そうなると、乗務後の申告はよほど強く記憶に残ったことでないとおぼえていません。ところがデジタコを採用すると、あらゆることが属性別に記録されます。

一般的には、速度・乗務時間・エンジンの回転数・急加速・急ブレーキ・ドアの開閉・到着時刻・発車時刻・アイドリング時間・待機時間・休憩時間・回送時間・位置情報などです。これらをあとから確認することができます。

運転内容を改善することができる

最後は、運転内容を改善することができることです。バスドライバーの申告に頼っていると、運転が荒いドライバーの内容を会社側で把握できないため、改善しようがありません。

ところがデジタコを導入すると、会社側は運転内容を正確に確認することができます。するとデータをバスドライバーと共有することで、問題点をあぶりだし、運転内容を改善することができます。これにより、大事故を未然に防ぐことも可能です。

バスに最適なデジタコの選び方

バスには、どんなデジタコを導入すればよいのでしょうか?はバスに最適なデジタコの選び方について詳しく紹介します。

①使いやすさ

ひとつ目は、使いやすさです。どんなにハイスペックなデジタコであっても、バスドライバーが使いにくかったら問題です。あまりデジタルに詳しくない人でも、難なく使えるデジタコを選んだ方がよいでしょう。

➁費用対効果の高さ

ふたつ目は、費用対効果の高さです。高価なデジタコなら、さまざまな機能を持っていますが、バス会社側にとって不要な機能もあります。必要最低限のスペックがあり、しかもできるだけ価格が安く、費用対効果が高いデジタコを選びましょう。

使いやすく、費用対効果が高いデジタコを選ぶことで、デジタコ選びに失敗することはないでしょう。

まとめ

今回は、バスにデジタコは必要・バスに導入するメリットと選び方のポイントについて紹介しました。現在、バスにデジタコの導入をご検討中であれば、できるだけ早く導入した方がよいでしょう。デジタコを導入することで、危険運転・時間のロスが多い運転・コストがかかる運転を可視化してくれます。結果、大事故やコスト高問題を回避するデータを得ることができます。本記事が、デジタコをバスに導入するメリットと選び方のポイントを知りたい方に届けば幸いです。

おすすめ関連記事

おすすめのデジタルタコグラフランキング

1OCTLINK(オクトリンク)「CENTLESS株式会社」の画像2デジタルタコグラフ「矢崎エナジーシステム株式会社」の画像3富士通デジタコ「株式会社トランストロン」の画像4ロジこんぱす「株式会社システック」の画像5e-Tacho®(イータコ)「株式会社NPシステム開発」の画像
名前
OCTLINK(オクトリンク)「CENTLESS株式会社」
名前
デジタルタコグラフ「矢崎エナジーシステム株式会社」
名前
富士通デジタコ「株式会社トランストロン」
名前
ロジこんぱす「株式会社システック」
名前
e-Tacho®(イータコ)「株式会社NPシステム開発」
ポイント
安心・安全運転も実現!業界最安値レベルながら高品質なデジタコ
ポイント
運行管理にかかる負担を軽減!豊富な製品ラインナップを用意
ポイント
導入台数実績は20万台以上!多彩なオプション機能が実現するさらなる効率化
ポイント
各社に合わせたカスタマイズもOK!誰もが使いやすいデジタコを追求
ポイント
導入実績は5,000社以上!高性能のデジタコが叶える健やかな職場環境
公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら公式サイトはこちら
 
サイト内検索

【NEW】新着情報

現在、大型トラックやバス・タクシーの一部にデジタコ搭載が義務化されています。そこで気になるのが軽貨物運送業への義務化です。軽貨物運送業にデジタコは必須なのでしょうか?また、将来的な義務化はあ
続きを読む
貸切バスに搭載されているもののなかで、デジタコというものがあります。デジタコとは、デジタル式の運行記録計のことです。デジタコがあることで、会社側はバスドライバーの運転状況を把握することができ
続きを読む
デジタルタコグラフを導入するためのコストはいくらかかるか気になりませんか。データの管理方法や分析内容によって価格が変わります。交通事故削減のために設置義務化がされている以上コストは抑えたいで
続きを読む
デジタルタコグラフ関連コラム