デジタコとは?装着義務から使い方、メリット・デメリットまで解説!
デジタコは運送業を行う上では必ず必要なものであり、装着していないと仕事をすることができません。本記事では、デジタコとはどのようなものなのかに加え、使用方法やメリット、デメリットについて解説していきます。これから運送の仕事をしようという方はぜひ参考にしてください。
デジタコとは
デジタコの正式名称は「デジタル式運行記録計」です。この装置は、自動車の速度、走行時間、走行距離の記録を行います。記録の目的は、運行管理を適切に行うためです。速度超過をしていないか、走行時間は適切か、休憩が確保されているかなどを確認するのに重要な役割を果たしています。
デジタコは全ての車両に取り付けなければならないわけではなく、車両総重量が7トン以上又は最大積載量が4トン以上のトラックとなっています。これは貨物自動車運送事業法により装着が義務となっているため、未装着の状態では事業を行うことはできません。
トラック以外では、バスやタクシーが対象となっています。また、デジタコには3種類あります。単機能タイプ、標準タイプ、多機能タイプがあり、使用頻度や目的に合わせてどれを使用するか決めましょう。
デジタコの装着義務はいつから?
デジタコの装着が義務となったのは、1967年です。当時の対象車両は現在とは異なり、車両総重量8トン以上または最大積載量5トン以上のトラックでした。2015年には対象が拡大され、現在の車両総重量7トン以上または最大積載量4トン以上となりました。そして2017年には、車両を新たに購入する場合だけではなく、既に使用している車両に対しても装着が義務化されたのです。
デジタコの使い方
デジタコの使用方法はシンプルです。自動車にメモリーカードを挿入するだけです。そうすれば、そのままにしておくだけで運行状況が記録されます。デジタコの中には、スマートフォンと連携できるものもあります。操作については、リモコン式やタッチパネル式など様々な商品があるので、好きなものを選びましょう。
デジタコのメリット・デメリット
運送業を営む場合は必ず装着しなければならないデジタコですが、メリットとデメリットが存在します。ここでは、それぞれについて解説していきます。
メリットその1.事故の削減
デジタコは様々なデータを集計します。それらの中には、急発進や急ハンドル、速度超過といった事故につながる危険な運転をしている情報も含まれています。その情報を元に、ドライバーに対して運転指導をすることができるというわけです。機種によっては、安全運転のレベルを数値で表すこともでき、安全運転を徹底させることで交通事故を減らすことが可能となります。
メリットその2.専門知識が不要
デジタコは自動でデータが記録されます。データも見やすくなっているため、専門的な知識がなくても管理することができます。操作も簡単であるため、デジタル機器の取り扱いに不安がある場合でも、安心して利用することができるでしょう。
メリットその3.労務管理の強化
デジタコには、時間を計算する機能があります。そのため、ドライバーの運転時間を正確に知ることができます。また、運送事業者の改善基準告示をチェックする機能を有した製品もあり、こうした機能を上手く利用することでドライバーの労務管理を強化させることができるのです。
メリットその4.燃費の改善
デジタコには、燃費を大切にした運転をしているかどうかなどの評価を点数化する機能があります。また、急加速や急減速などをした場合に警告音を鳴らすものもあります。これらの機能がドライバーの意識向上を促し、燃費の改善へとつなげることができるのです。
デメリットその1.費用が高い
デジタコの価格は様々ですが、20万円~30万円するものが多くなっています。自動車の台数が増えれば増えるほど費用は高額になっていきます。様々なデータを収集することができるため非常に便利ですが、コストがかかってしまう点に注意が必要です。
デメリットその2.ドライバーへの精神的負担
多くの詳細なデータを集めることができるデジタコですが、それが逆に精神的な負担につながることもあります。勤務状況も知られてしまうため、常時監視されているような感覚に陥ることもあるようです。精神的なストレスが、逆に交通事故のリスクを高めてしまう可能性もあるため、注意しなければなりません。
デメリットその3.データ破損のリスク
デジタコでは、様々な情報をデジタルで管理します。もし、何らかの原因でデータが破損してしまうと、それらの情報を確認することができなくなってしまいます。ドライバーの労働時間といった勤務状況に関する情報も分からなくなってしまうため、大きな問題につながってしまう可能性も否定できません。
そのため、リスク対策としてバックアップをとっておく、デジタルだけではなく紙でも記録を残しておくといった対応が必要でしょう。
まとめ
本記事では、デジタコとは何であるかに加え、使い方、メリット・デメリットについて解説しました。デジタコは運送業では必ず使用しなければならないものです。また、デジタコにも様々な製品があります。費用面などを考慮した上で、何を使用するか選びましょう。本記事が、これから運送の仕事をしたいと考えている方の役に立てれば幸いです。
おすすめのデジタルタコグラフランキング
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
名前 OCTLINK(オクトリンク)「CENTLESS株式会社」 | 名前 デジタルタコグラフ「矢崎エナジーシステム株式会社」 | 名前 富士通デジタコ「株式会社トランストロン」 | 名前 ロジこんぱす「株式会社システック」 | 名前 e-Tacho®(イータコ)「株式会社NPシステム開発」 |
ポイント 安心・安全運転も実現!業界最安値レベルながら高品質なデジタコ | ポイント 運行管理にかかる負担を軽減!豊富な製品ラインナップを用意 | ポイント 導入台数実績は20万台以上!多彩なオプション機能が実現するさらなる効率化 | ポイント 各社に合わせたカスタマイズもOK!誰もが使いやすいデジタコを追求 | ポイント 導入実績は5,000社以上!高性能のデジタコが叶える健やかな職場環境 |
公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら | 公式サイトはこちら |