バスにデジタコは必要?バスに導入するメリットと選び方のポイントを紹介
貸切バスに搭載されているもののなかで、デジタコというものがあります。デジタコとは、デジタル式の運行記録計のことです。デジタコがあることで、会社側はバスドライバーの運転状況を把握することができます。今回は、バスにデジタコは必要かどうか、そしてバスに導入するメリットと選び方のポイントについて紹介します。
デジタコはバスにも必要?
デジタコはバスにも必要ではないかといわれています。実際、どうなのでしょうか。詳しく紹介します。
デジタコはバスにも必要なのか?
デジタコはバスにも必要なのでしょうか?結論から申し上げると、必要です。バスには、乗客を乗せて目的地にまで安全に運ぶという大事な目的があります。この目的を実現するために、デジタコは必要です。
デジタコを導入することで、バスドライバーの運転を記録し、問題点を発見し、改善して安全な運転を行ってもらうことができます。
貸切バスの義務化
貸切バスは、2014年に特定車輌において運行記録計(デジタコ含む)の装着義務化が決まりました。そのため貸切バス事業においても、デジタコを導入する義務が課せられています。また、2024年4月貸切バス事業者へのデジタルタコグラフの義務化が開始。新車(令和6年4月1日以降に新規登録を受けたもの)は令和6年4月1日から、既販車は令和7年4月1日から必須となります。
デジタコが義務化された背景
デジタコが義務化された背景は、かつて貸切バスの長距離運行・夜間運行で大きな事故が起こり、社会問題となったためです。
とくに、バスドライバーの長距離運行、休息や休暇日の少なさ、時間厳守で目的地到着するためのスピードの出し過ぎなどが原因といわれています。
2024年4月から開始!貸切バス事業の制度改正とは
ここでは、貸切バス事業の制度改正について解説していきます。貸切バス事業の制度改正は、2024年の4月から開始した制度です。
その項目は、下記の5つとなります。
1.輸送の安全に係る書面及び記録の保存期間を3年間に延長(例:点呼・日報・運行指示書等)
2.点呼時の録音および録画を実施 + 90日間の記録保存
3.アルコール検知器の使用時の写真撮影 + 90日間の記録保存(※2で録画している場合を除く)
4.デジタコの使用 + 3年間の記録保存
5.運転者に対して行う安全運転の実技指導
輸送の安全に係る書面及び記録の保存期間を3年間に延長
これまでの制度の場合、運送引受書や点呼記録等の書類の保存義務は1年とされていました。しかし、改正に伴い保存期間が3年に伸びると同時に記録は電磁的記録(デジタルデータ)での保存が義務付けられました。
点呼時の録音および録画を実施 + 90日間の記録保存
点呼を行った際の状況を録音、そして録画しその電磁的記録を90日間保存することが義務付けられています。
アルコール検知器の使用時の写真撮影 + 90日間の記録保存
点呼記録の録画をしている場合を除き、アルコール検知器を用いて運転者の酒気帯びの有無を確認する際、調査を行っている状況を写真撮影して、90日間記録を保管することが義務となっています。
デジタコの使用 + 3年間の記録保存
改正前から事業に使用する自動車の運行距離などは、運行記録計により記録し保存が義務付けられていました。改正後は記録をデジタル式運行記録計で行い、記録を3年間保存することが義務付けられます。
安全運転の実技指導
事業者に対してインターネット等で公表が義務付けられている安全取り組みの内容として、運転者に対して行う安全運転の実技指導が追加されます。
バスにデジタコを導入するメリット
バスにデジタコを導入するとどんなメリットがあるのでしょうか?詳しく紹介します。
運転状況の見える化ができる
ひとつ目のメリットは、運転状況の見える化ができることです。これまで乗務中のバスドライバーの運転状況は、バスドライバーの申告に任せていました。そのため会社側は、バスドライバーの申告をもとに運転状況を確認していました。
ただし、バスドライバーの申告に任せていると、あいまいな記憶で定かでなかったり、虚偽報告であったりする場合があります。それに対し、デジタコを導入すると、ドライバーの申告に頼らずに済み、正確な運転状況をみることができます。
属性別に分けて確認できる
ふたつ目のメリットは、属性別に分けて確認できることです。バスドライバーの申告を、乗務後にまとめて行うと忘れてしまうことがあります。実際、運転中に細かく速度違反はあったか、急停止はあったかなど考えている余裕はありません。
そうなると、乗務後の申告はよほど強く記憶に残ったことでないとおぼえていません。ところがデジタコを採用すると、あらゆることが属性別に記録されます。
一般的には、速度・乗務時間・エンジンの回転数・急加速・急ブレーキ・ドアの開閉・到着時刻・発車時刻・アイドリング時間・待機時間・休憩時間・回送時間・位置情報などです。これらをあとから確認することができます。
運転内容を改善することができる
最後は、運転内容を改善することができることです。バスドライバーの申告に頼っていると、運転が荒いドライバーの内容を会社側で把握できないため、改善しようがありません。
ところがデジタコを導入すると、会社側は運転内容を正確に確認することができます。するとデータをバスドライバーと共有することで、問題点をあぶりだし、運転内容を改善することができます。これにより、大事故を未然に防ぐことも可能です。
バスに最適なデジタコの選び方
バスには、どんなデジタコを導入すればよいのでしょうか?はバスに最適なデジタコの選び方について詳しく紹介します。
①使いやすさ
ひとつ目は、使いやすさです。どんなにハイスペックなデジタコであっても、バスドライバーが使いにくかったら問題です。あまりデジタルに詳しくない人でも、難なく使えるデジタコを選んだ方がよいでしょう。
➁費用対効果の高さ
ふたつ目は、費用対効果の高さです。高価なデジタコなら、さまざまな機能を持っていますが、バス会社側にとって不要な機能もあります。必要最低限のスペックがあり、しかもできるだけ価格が安く、費用対効果が高いデジタコを選びましょう。
使いやすく、費用対効果が高いデジタコを選ぶことで、デジタコ選びに失敗することはないでしょう。
まとめ
今回は、バスにデジタコは必要・バスに導入するメリットと選び方のポイントについて紹介しました。現在、バスにデジタコの導入をご検討中であれば、できるだけ早く導入した方がよいでしょう。デジタコを導入することで、危険運転・時間のロスが多い運転・コストがかかる運転を可視化してくれます。結果、大事故やコスト高問題を回避するデータを得ることができます。本記事が、デジタコをバスに導入するメリットと選び方のポイントを知りたい方に届けば幸いです。
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