デジタコとドライブレコーダーは別物?違いや連携するメリットを解説!
道路交通法の改正にともない、デジタコとドライブレコーダーについてニュースでも取り上げられる機会が増えました。現在は事業所だけではなく一般人にも関心が高まっています。今回の記事では、デジタコとドライブレコーダーの違いに触れた後、実際に販売されている商品の特徴について紹介します。
デジタコとドライブレコーダーの違い
2つは似ているように思えますが異なります。デジタコは運行記録計で、ドライブレコーダーは映像や音声を記録するものです。道路交通法の改正にともない、ニュースなどでも取り上げられるようになっています。
デジタコはデジタルタコグラフの略
デジタル式の運行記録計です。デジタコが一般的になる前はアナログ式の運行記録計でした。デジタコは、トラックなどの車両を運行中の速度や走行時間などを記録します。2017年から逐次、国土交通省が指定する車両にデジタコの装着が義務化されています。
ドライブレコーダーとは
映像や音声を自動的に記録します。追突事故やあおり運転に巻き込まれたときなどに有効です。また、運転中に居眠りしていないか、休憩時間を適切に確保しているかを確認できます。運転者の様子を営業所にいながら、リアルタイムで確認できるようになりました。
デジタコとドライブレコーダーの連携が可能
デジタコの機能だけではなくドライブレコーダーと連携できるようになっています。これにより、エコドライブを推進できるようになっています。
クラウド型のデジタコ
運行後に営業所で日報を作成する手間と時間を省けます。自動で日報の作成が可能なので業務を効率化できます。また、走行中のトラックの現在地が分かるので、目的地の到着予定時刻を知れます。そして、運転者に道路状況を伝えることも可能です。
このような機能を活用することで、クライアントから走行中のトラックの現在地や目的地の到着予定時刻の問い合わせがあったときも、営業所にいながら適切に対応できます。
ドライブレコーダーと動態管理が可能なデジタコ
カメラを接続することでドライブレコーダーの機能が追加します。また、通信モジュールを接続することで動態管理が可能です。ドライブレコーダー機能や動態管理だけではなく、運行管理や日報管理などにも有効でしょう。ただし、カメラと通信モジュールはオプションになっているので、デジタコの機能を高めたい人は連携をおすすめします。
デジタコを内蔵したドライブレコーダー
アイドリングやエンジンの回転数などを記録しています。現在はエコドライブの意識が高まっているので、記録を確認しながら指導者または管理者は運転者に指導できます。それに加え、重要なシーンをダブルで記録する機能や、ハザードマップを自動作成する機能まで付いています。
ドライブレコーダー搭載型のデジタコ
用途に合わせてカメラを選択できるものがあります。カメラの種類は、アナログカメラやドームカメラなどです。高画質のカメラで、トラブルが発生したときに警察などの機関に画像を提供できます。前方車両のナンバープレートも記録できるので、追突事故やあおり運転対策にも有効です。
デジタコとドライブレコーダーが一体化しているものもある
さまざまな機能が1台に集約されているので、場所をとることなく設置できます。運用上のメリットは大きいでしょう。
踏み込んだ指導や映像活用が可能になる
現在は、運転中の映像と音声を常に記録できるようになっているものがあります。これにより、踏み込んだ指導や映像活用が可能になります。
常時記録とは
映像と音声の記録方法には2種類あります。イベント記録型と常時記録型です。イベント記録型は、特定のタイミングで映像が記録されるようになっています。常時記録型は常に映像が記録されます。
常時記録できるようになると、運転中の軽微な接触事故だけではなく、運転者の運転中の様子も確認できます。居眠り運転をしていないか、休憩を適切にとっているかなどを確認できるので、運行前の健康状態の確認や、運転技術の指導を映像で振り返りながら実施できます。指導者や管理者の説得力も増すでしょう。
運用上のメリット
まず、運転者が複数枚のカードを持ち歩く必要がありません。1枚のカードの中に設けられている専用領域に記録される仕組みです。これにより管理の煩わしさがありません。次に、基本的な運用方法が変化しないので、取り扱いにさほど苦労しません。
そして、PC側のデータ容量を気にすることなく、映像などの確認が可能です。さらに、オプションメニューを活用することで、モザイク処理や映像を部分的に抜き出すことが可能です。最後に、バックギアに入れたときの映像も映し出されるので、自損事故などを軽減できます。
まとめ
デジタコとドライブレコーダーを連携または一体化させることで、それぞれの機能の能力を補完できます。また、今後もさまざまな機能が備え付けられたデジタコが販売されるようになるでしょう。
さまざまな機能が付いていますが、コンパクトサイズにまとまっているので設置するときに場所を取りません。カードの管理も煩わしくないので、積極的に導入する企業が増加しそうです。
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